わたしが子供の頃の事なんですが
母親の手伝いをよくしていて
その日はガスコンロにヤカンをのせて
水を炊くように指示されたんです
その時の指示の言葉が
「火に水をかけなさい!」だったんです
しばらく考えました
きっと何か新しい掃除でもするのか?とか悩みながら
ほんとにこれでいいの?と自問自答しながら
火のついたコンロの周りに水を
ジャバジャバ掛けたのを覚えてます
良く考えてみると
明治以前の日本の炊事は
囲炉裏の上にある鍋を掛ける鈎に
鍋を掛けて煮炊きしてたんです
だから「火に水を掛けなさい」と言ったんでしょうね
私たちが普段使ってる日本語の中には
こんな言葉が結構あるはずです
意識してみると結構面白いです。