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羽鳥建築設計室業務日誌



建築家というしごと14


今回は工務店Cクラスについてですが1~3人の小規模大工で一匹オオカミ的職人です

設計事務所などはこう言う人たちに仕事を依頼するケースが多く

この職人さんたちはハウスメーカー 工務店 などを現場ごとに点々と移動して行きます

営業力もなく宣伝もしないので技術一本で勝負する人たちとも言えます

プライドをもってこなす職人もいれば 別に職業をもち空いた時間にこなすひとも見受けられます

最近の住宅工法はプラモデルを組み立てるように簡略化されており

技量のない職人もある職人も同じような結果をだせる工法が普及しています

簡略化された工法では職人への支払いが低く抑えれれ 職人のサラリーマン化も進んでいます

ハウスメーカーの戦略からそう言う流れが作られてきていますが

将来はロボットが変わりを果たす事態にでもなるのでしょうか。

 

建築家というしごと13


地場の工務店には大きくわけて3つに分類できます

一つはハウスメーカーに限りなく近い

販売力 営業力を持ち広域に渡って展開している会社(Aクラス)です

もう一つは設計事務所とハウスメーカーの丁度中間を取った中規模の工務店(Bクラス)

まずここから入りましょう 

Bクラス工務店には専属の設計士がいて顧客のニーズに合わせて注文住宅を設計します

設計士のレベルはその会社の経営力にほぼ比例しハウスメーカー 設計事務所と比較して

凡庸で無個性な傾向があります デザイン力 プランニング力が劣ります

中規模の会社経営ですので 利益率を考慮するとどうしても施工のしやすい

安易な設計内容となることは否めません

商圏も半径10KM程度でしょうか ですから顧客も縁故知人 地元の人などに限られてきます

このクラスの工務店は専属の職人も抱えており

その人たちの給料を確保して行くためにどうしてもコンスタントに受注を確保しなければなりません

それでもいい点は 顧客とのコミュニケーションを大切にし

長所は見つけにくいが欠点を極力なくす努力をしているようです

際立った個性あるデザインなど望まず 住むための基本的な機能 性能を満たせばよいという考え方なら

満足できる水準の住宅を建築してくれると思います。

つづきます。

 

 

建築家というしごと12


ハウスメーカーは徹底的に合理化を追求します

プランの規格化 工期の大幅短縮 職人単価の引き下げ などなど

これは見事な企業努力といっていいでしょう

自動車を製造するのと同じく 大量生産システムを組んでいます

エンドユーザーに合わせてオーダーメードする一品生産と対照的に

企画品の仕様にエンドユーザーが合わせるといった方向性でしょうか

電気工事ではコンセントの位置から配線経路まで商品として決められていますので

一本一本配線して行くのではなくプラモデルのパーツの様に組み上げて行きます

通常電気工事の場合2000万の住宅で5%前後掛るのですが

この工法だとその1/3以下の予算で済みます

職人単価も通常坪4~5万手間として掛りますが 

おそらく3万以下で計算されるものと考えられます

坪3万以下で動いてくれる職人はどういうひとたちなのでしょうか?

仕事がなく引き受ける職人もいるでしょうが 

プライドを持った職人ならば引き受けないと思います

もっとも設計 工法など徹底的に合理化されていますから

高度な職人の技量などは要求されませんので

素人でも施工出来るような仕組みとなっているはずです。

次回は地場の工務店について触れてみたいと思います。

 

 

建築家という仕事11


ハウスメーカーの設計する図面は 自由設計とうたっていますが

あらかじめ想定した規模の敷地に合わせて

先に図面を起こしています 東西南北の入り口を想定し

間取りをきめており 使われる資材 器具の仕様など色柄は選べますが

基本はほぼ決定されています。

ですから、契約と同時に 職人を手配し工事の段取りまで決めてしまう手際の良さもあります

ひとつのシリーズに100パターン以上のプランが用意され

ここらら施主が選ぶシステムとなっています

ただし、基本仕様からはずれて施主が希望する要望を盛り込みたい場合

それはオプションとして追加料金も発生します。

基本プラン 基本仕様が坪40万だとしても 契約事例をききますと 坪50~60万ぐらいが平均値でしょうか

契約書ではこの上に 設計料5%~ 確認申請料 外溝工事費用など別途で請求されるようです

つづきます。

 

 

建築家というしごと10


前回 ハウスメーカー 工務店 設計事務所について触れてみましたが

今回はハウスメーカーのお金の流れについて掘り下げてみたいと思います

TVで盛んに宣伝してるハウスメーカーは大変資金力が豊富です

大変優秀なデザイナーや設計者を動員して 商品作りをしています

展示場に出展してる建物は坪70~100万程かけているそうです

一般に販売されています住宅は平均2000万としますと

営業利益30%~40%で600万~800万 で 残りが本体工事費に充てられます

35坪の家を建てた場合本体坪約40万で建築される計算となります

坪40万でどれだけのグレードの資材を使って どれだけのレベルの職人さんを雇うのか

想像が付きますでしょうか?          つづきます

 

 


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