M邸の大まかな基本構想は
45年前の重たい瓦の乗った住宅のイメージを
いかに今の時代に合った住まいの形に変えて行くか
というテーマで進めてきました
施主のMさんは20代後半の息子さん 娘さんの
いらっしゃる方で 一方要介護の必要な
お父さん お母さんも同居されている多世代同居のご家族です
要介護に必要な バリアフリーの視点と
子供さん世代にも引き継げるような
次世代の生活にも対応出来るような
複合的な観点で計画をまとめて行く そんな方向性です
息子さんがハウスメーカーにお勤めということでしたが
Mさんの強いこだわりと思いから
当事務所にとのご依頼を頂いた経緯です
またMさんも建設業界の耐震補強金物を供給する会社にお勤めされ
この業界についてはかなりお詳しいかたでもありました
祖の様な事情も含め
このプロジェクトは リフォームと言っても
耐震改修 バリアフリー 多世代同居 空間構成の大幅な刷新
動線計画 コストパフォーマンス 総合的なリデザインなど
クリアーしなければならないハードルが多義にわたり
限られた期間と予算のなかで進めて行かなければならない
住宅建築としては難しい案件であったと思います。
つづきます