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羽鳥建築設計室業務日誌

住まいるらいふ 10

前回「アクティブ」と「パッシブ」について触れましたが

こらはわたしの考えですが

自然から利用できるものは有効に利用して

どうしても補いきれない部分を

設備に負担させるという考え方で

設計を進めるべきだと思っています

 

自然エネルギーを

「パッシブ」-(受動的に)受け入れ有効利用し

「アクティブ」-(積極的に)環境をコントロールするのは

コストやメンテナンスを考えて

最小限にとどめる

 

この様に考え方を整理すれば

溢れかえっている最新設備に振り回される事無く

住まいのあるべき形がイメージ出来てくるとおもいますね。

 

住まいるらいふ 9

省エネリフォームのつづきですが

エネルギーを人為的に操作して住環境をコントロールする手法

具体的には、住まいを魔法瓶のように包んで

高気密、高断熱の住まいを目指す設計手法で

アクティブ省エネリフォームと呼んだとすれば

その反対の考え方で

太陽の光や風の通りを意識して

自然エネルギーを受動的に取り入れる設計手法を

パッシブ省エネリフォームと呼ぶことにしましょう

 

建築設計を進めて行く際に

「アクティブ」と「パッシブ」の両方を

バランスを考えながら

状況に応じて使い分けて行く

こうゆう柔軟な考え方を取り入れて行く姿勢が

とても大切になると思います。

 

 

 

住まいるらいふ 8

先にも、リフォームについて

3つほどに分けて整理してみましたが

もう一つ大きい要素での分け方もあります

整理してみて下さい

1 「省エネリフォーム」

2 「構造、耐震リフォーム」

3 「空間、デザインリフォーム」

4 「部分的設備刷新リフォーム」

 

今回は 省エネリフォームについてですが

断熱材としては

グラスウール

ポリスチレンフォーム

ウレタン

セルロースファイバー

など代表的なものがあります

 

一般住宅でよく使われるグラスウールも

12Kと24Kでは価格も開きますが

性能面で2倍以上違いがあります

 

施工がしやすいので

大工工事としてまとめて施工可能な建材です

 

ウレタンは発砲ウレタンを

専門業者が機会をつかって壁や屋根に吹き付けます

水にも強く断熱性能の下がることもありません

ただ、断熱工事として振り分けられ

工事価格もかなり上昇しますし

壁に前もって穴をあけないと

後付けのエアコンなどの空調機がとりつけられない

難点もあります

 

セルロースファイバーは

有害物質のでない健康志向のかたにお勧めします。

 

 

住まいるらいふ 7

リフォームしようかな?とおもったとき

リフォームには

1 スケルトンリフォーム(全面改修)

2 断熱リフォーム

3 部分リフォーム(浴室、水回り、屋根、外壁など)

大きく分けて3つにわかれます

予算ありきで決めて行くものでしょうから

優先順位を整理しなければなりません

 

スケルトンリフォームは

新築までは手がでないけど

好条件の敷地に 中古住宅を購入した場合

このケースが多いと思います

ただし、購入するのは

昭和56年以降の新耐震基準をクリアーした

物件でないと融資なども付かない場合もありますので

要注意です。

 

新耐震以前の古い住宅を全面改修した事例が

2棟 当事務所でありましたが

解体前の事前調査と

解体完了後の再調査で

大きく仕様、設計変更もたくさん出てきました

契約前の概算で出した金額を

上回ってくる場合も当然出て参ります

 

設計者はVE(バリューエンジニアリング)という

価値、性能を損なわず 設計内容を変更し

限りなく予算に近づける努力をして行きます。

 

新築工事より3倍以上手間が掛りますが

完成した時の感動もまたひとしおです。

 

 

すまいるらいふ 6

かなり前から シックハウス症候群に

悩まれるご家族がいらっしゃるようで

国の方でも 一部の化学物質だけは

厳しく規制しているようです

 

でも、考えてみれば

建物自体ばかりでなく

身の回りにある、家具や装身具など

石油製品から作り出されるものに

合成接着剤を多用したものが

多く見受けられます。

 

今の部屋にある物を

徹底的に整理して

必要なものと不要なものを厳しく峻別して

身の回りを整理し

そのあと何が必要かを

時間をかけてまとめる作業が必要になります。

 

シックハウス症候群は

重度に悪化させると化学物質過敏症になり

もう、手が付けられなくなります。

 

不要なものは一切置かない

昔の武家屋敷のような

和様式を考えてみるのも

いいのかも知れません。

 


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