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まい コラム
羽鳥建築設計室まい・たびっくす

さまーたいむらんち

昼食は 仕事場が自宅兼用なので
家族がつくる食事がメインなんですが
たまに現場の時間と重なったときに
外食します
自分はどちらかというと新規開拓をあまりしない方なので
いくつか決まったお店でランチをとります
ただ、昼時となると込み合うので
11:30 早いときは11:00には
店に入ります
食事がすぐ来るし 好きな場所を選べるので
時間をずらすんですね
2:00 3:00なんて時もあります
規則正しい生活も結構ですが
まいど まいどこだわる必要もないかななんて
自由業の身だから考えるのかもしれませんね。
 

まいど1号

大阪出張の帰りでしたか
仙台行きの航空機に中で
なにやら楽しげに会話している二人が
前列シートにいまして
夕方の便だから仙台出張の御仁たちかな?
なんて推察してたんです
「~してましたやろ!」
「そうでしたんかいなー」
なんて軽快な関西弁でやり取りしてたものでしたから
遠路はるばるご苦労さん!ってエールおくろうかと思ってたら
離陸して45分東北に差し掛かる辺りから
機内アナウンスで
「間もなく仙台空港に到着致します シートベルト着用下さい」
との案内の後
何やら懐かしいイントネーションの会話が
がやがやとしだしました
「~だすぺ!」
「そうずはうまぐねーなー」
東北人も積極的に方言でしゃべる時代になったのかな~?
と感心していたんですが
その声 どうやら
前列シートからの声のようなんです
えっ!
さっきの関西人?
あっけに取られたんですが
人間って 土地の雰囲気に感化されやすい生き物なのかなんて
思った瞬間でした。
 

いにしえのことば

わたしが子供の頃の事なんですが
母親の手伝いをよくしていて
その日はガスコンロにヤカンをのせて
水を炊くように指示されたんです
その時の指示の言葉が
「火に水をかけなさい!」だったんです
しばらく考えました
きっと何か新しい掃除でもするのか?とか悩みながら
ほんとにこれでいいの?と自問自答しながら
火のついたコンロの周りに水を
ジャバジャバ掛けたのを覚えてます
良く考えてみると
明治以前の日本の炊事は
囲炉裏の上にある鍋を掛ける鈎に
鍋を掛けて煮炊きしてたんです
だから「火に水を掛けなさい」と言ったんでしょうね
私たちが普段使ってる日本語の中には
こんな言葉が結構あるはずです
意識してみると結構面白いです。
 

ハレの日

クリスマスの日も仕事に追われ
夕刻渋滞の車の中でクリスマスを楽しく過ごす
家族のメールがラジオから流れてきました
我が家ではハーブチキン一本と焼酎でクリスマスを祝い
家族の間で昔話が出てきました
昭和40年ごろのことでしょうか
クリスマスってとっても楽しいお祭りの日で
キャバレーでもイルミネーションを飾って
ドンちゃん騒ぎしたそうなんです
そこで仕事してるおっさんに
今日はキリスト教会でクリスマスをお祝いする聖なる日なんですと
話しかけたら おっさん曰く
教会でもクリスマスやるんですかい?
と言ってきたそうなんです
一同 プッと噴出してしまったのですが
キリスト教徒の少ない日本なんだからこれもありかな?
なんておもいました。
 

えころじかるらいふすたいる

私の故祖父は開業医で 有名ではなかったものの
地元の人たちから慕われた存在でした
診察室の隣にはおがくず(木のくず)ストーブを囲む
談笑の場があってここで患者さんたちと
世間話をよくしていたものでした
ぼろっちいい病院だったので高齢の方が多かったのを記憶してます
その一人の患者さんが 自分の息子の分も同じ薬をくれないかと
言ってきたのですが 祖父は診察しないと処方できないといったのです
そしたら「同じ所に住んで 同じもの食ってたら
同じ 症状でねぇーんですか?」
とかえしてきたので
祖父は「患者さん、診察するのとしないで処方するのは
上り列車と下り列車に乗り違えるほどの違いがあるんでガスと」と
返答したそうなんでした。
このおがくずストーブはそんな日常の会話を楽しむしつらえだったと
おもいます ただ明治生まれの祖父が石油ストーブ全盛の昭和40年代に
エコロジーな木屑を炊いて暖をとっていたというのがおもしろいんです
今でこそペレットストーブなんていうのも出てきていますが
材木屋からただ同然で木屑をもらってきて
倉庫に山ずみしてイット缶でそのつど運ぶなんて面倒な作業を楽しむ祖父って
面白い存在でした。
以後はネーミングして逸話をお話したいと思います。
 


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