先ほど、二百年住宅の耐震性を検証する実験が行われました。
設計基準に従い基礎を所定のボルトまたはアンカーでしっかり固定した実験住宅と
通常の施工に従ったいわばゆるゆるの基準の住宅の室内振動実験です。
結果はゆるゆる住宅が残り、しっかり固定の二百年仕様が倒壊したという結果に終わりました。
昔ながらの古民家のつくりは基礎を掘っ立て形式で固定せず、
時振動に揺れをうまく逃がすつくりになっていました。
いにしえの人たちも試行錯誤してこのような構造形式を考案したのだと思います。
二百年住宅は当然完成しておりません。
この様な安全性は一丁一旦でかいけつできるものではなと思います。
構造体を支える貫きが筋交いや構造用合板」に変わり、
伝統てきな工法がナイガシロにされてきてるように思います。
近代科学による構造計算だけでは解明しきれない部分も多くあるのが現状ですね。