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羽鳥建築設計室業務日誌



すまいづくりのげんばより11


オープンシステム CM(コンストラクションマネジメント)という 手法で4棟目を手掛けさせて頂いて、毎回新しいことをチャレンジしています。 今回は、コストダウンとより品質の高い物を進化させて 職人さんたちにがんばってもらえるような流れを創って行こうと考えています。 今までの布陣と違う構成で、再編成し、プロジェクトごとにメンバーが 出たり入ったりできるしくみづくりです。 設計図の書き方や見積の取り方など今までと違った内容になり、 自分でやらなくてはならない事と、他にまかせていい事を整理し、 すべき事に集中できる環境づくりをすすめています。
 

すまいづくりのげんばより10


プランのかなり細かい部分まで煮詰まってきました。 玄関を大きくとり、下足いれとクロークを設えることにしました。 玄関正面は飾り棚のあるニッチを設け、雑然としがちな玄関を整えています。 施主さんから一部プランの変更を電話で頂き仕事部屋と寝室の入れ替えの検討にはいります。 現在の懸案事項は外壁の素材をどうするか、 スタッフの思い描いてるイメージと私のイメージと施主さんのイメージとの ずれを解消して行かなくてはなりません。オープンシステム(CM)分離発注方式ですと この素材でゆくならこの業者にあたって見ようとかこの資材なら この商社から仕入れてみようとか、あらゆる選択肢を駆使します。 今回のこの施主さんの御自宅は、そうゆう意味で腕の魅せところと自負しています。
 

すまいづくりのげんばより9


一昨日、地盤調査を行いました。 仙台の古くからの市街地で、近くには ヤシロがいくつかある閑静な住宅街です。 仙台の街は、東部が平野で 平坦な土地が広がる地区ですが、 田んぼだった場所が多く、 地盤が比較的軟弱なところとも言えます。 地盤調査は金属の櫛におもりを乗せて その刺さる具合で地質を判別してゆきます。 今回は、ベタ基礎でゆくのか、 地盤改良が必要なのか、微妙な状況だと言えます。 水の上に浮かぶ船のように 基礎の平らな面でささえれば十分か 下を、地盤改良もしくは補強する必要があるのか、 慎重さを要求される場面です。 基礎に必要以上の予算を投入すれば 建物に掛けられるウエイトは低くなります。 その加減が非常に難しいんですね。
 

すまいづくりのげんばより8


土曜日に施主さんとのプランの打合せがありました。

基本的な骨格がほぼ固まり、1階部分のリビングと隣接する二部屋との絡みを

どう纏めるかがプラン上の大きな課題点です。

その他、家具類は造作工事でオーダーメードしたものを

詳細な打合せを重ねて決定してゆきます。

5人の御家族と2人の御両親の7人が同居される二世帯住宅ですので

衣類の収納なども人数分確保できる大きさが必要になります。

下足入れも考慮しなくてはなりません。

ゾーニングという囲い込みから始まって、エスキース、基本プランへと

進めてゆくプロセスです。

スタッフ2名が加わって、3人のアイディアが交錯し合い

コンパクトながら、中身のギュッとしまった設計内容です。

 

すまいづくりのげんばより7


週末、施主さんとの打合せで プランの骨格が決まりました。

ゾーニング(だいたいの間取りの配置関係)から、基本プランへの移行です。

現時点でクリアーしなければならない問題点は

冬の期間の 暖房方法で、2Fリビングから屋上(屋根桟敷)へ上がる

階段塔屋部分の暖気の流れを制御しなくてはなりません。

中間にロフトが入る為、全体としてはスキップフロアーが組合わさるような構成になり

単純に部屋同士を仕切ったり出来ないのです。

サーキュレーターなどの様に機械を使用する場合もありますが、

今回の場合 自然な形に収めようと考えてます。

 


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