世間一般では 中古物件を改装する事を
リフォームと捉えられていますが
厳密には リフォームは間取りや設備内装を
一新するにととまる工事を意味していて
建物の機能や性質(使われ方を大幅に刷新する)までの工事では
リファイン と呼んだ方が正確になります
Mさん宅も 茶の間があってもリビングはなく
台所はダイニングとして機能していませんでした
小さかった東入り玄関も 南入りとし
昔の古民家に見られたような土間をかねた
大きな玄関ホールとして設計しなおしました
息子さんや 娘さんから「大きすぎて無駄では?」
との意見もあったそうですが
施主もMさんから強い信頼を頂いて
実現できる運びとなりました
奥様からは 洗濯物をホールの通路を通って
ホール脇のサブドアからすぐに物干しのできる
庇付テラスへ出られるような動線計画には
大変好評を頂きました
このホールはベンチが設えられていて近所の方がいらしても
靴をはいたままリビングに入ることなく立ち話もできる
大変便利な空間となりました
夏の暑い日差しも 冬の寒い日でも
うちとそとの中間領域なので
「あがって!」とわざわざ接待しなくともいいスペースです
そんな計画内容から M邸は リファインされた恒例と自負してます。