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建築家というしごと13


地場の工務店には大きくわけて3つに分類できます

一つはハウスメーカーに限りなく近い

販売力 営業力を持ち広域に渡って展開している会社(Aクラス)です

もう一つは設計事務所とハウスメーカーの丁度中間を取った中規模の工務店(Bクラス)

まずここから入りましょう 

Bクラス工務店には専属の設計士がいて顧客のニーズに合わせて注文住宅を設計します

設計士のレベルはその会社の経営力にほぼ比例しハウスメーカー 設計事務所と比較して

凡庸で無個性な傾向があります デザイン力 プランニング力が劣ります

中規模の会社経営ですので 利益率を考慮するとどうしても施工のしやすい

安易な設計内容となることは否めません

商圏も半径10KM程度でしょうか ですから顧客も縁故知人 地元の人などに限られてきます

このクラスの工務店は専属の職人も抱えており

その人たちの給料を確保して行くためにどうしてもコンスタントに受注を確保しなければなりません

それでもいい点は 顧客とのコミュニケーションを大切にし

長所は見つけにくいが欠点を極力なくす努力をしているようです

際立った個性あるデザインなど望まず 住むための基本的な機能 性能を満たせばよいという考え方なら

満足できる水準の住宅を建築してくれると思います。

つづきます。

 

 

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