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いちだんらくして 4


仙台湾全域に出現した 長大な防潮堤は

全国新聞やTVニュースにも取り上げられたようですが

「この様な大規模な建設工事 はたして必要なのでしょうか?」

とのコメントが載せられておりました

震災復興と称して全国から税金が集められて

必要か 必要でないのかの議論もなされないまま

予算を消化するという事が先行されて工事に入ったということなのかもしれません

震災のあった3月11日の2日後 わたしとコンサルタントの先生とで

宮城県の沿岸全域をリデザインする基本計画PLANをまとめ

各関係機関や地元有力者などを廻りながらプレゼンテーションしてまわりました

計画範囲が大きすぎるのと各セクションの利害関係

被災処理で手一杯といった状況でしたので

話を聞いてくれる方が少なく 暖簾に腕押しといったところでした

アイディアとしては百年 千年を視野にいれたグランドデザインだったのですが

国ー県ー自治体ー各関係団体ー土建工事業者という流れを踏まえないと

受け付けてもらえにくい構造のようです

フランスではラングドッグルージョンという総延長50Kmの海岸を

マスターデザイナー(建築家)が取りまとめ見事な国民的保養地を計画した前例もあります

我が国の議員さんも海外視察もさかんに行かれているようですが

こういう素晴らしい事業計画などにも関心を示して頂きたいものです。 

 

 

 

 

 

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