新年明けましておめでとうございます
本年の第1号は 住まい造りについてお話します
こんなこと言うとメーカーさんに怒られそうですが
率直に思ったことです
いえを造るのに皆さんにとって最も大事なことは
お金がいくらかかるかですよね
ここでハウスメーカーと個人の設計事務所を比較した場合
ハウスメーカーにはスタッフが
1 経営陣
2 商品開発スタッフ
3 設計チーム
4 現場監督者
5 営業
6 経理事務
と少なくとも6人が食べてゆかなくては経営が成り立ちません
翻って 個人の設計事務所は
1 主宰 一人
で済むんです
6人が安定した生活を送る為には
大量に工事を受注してなるだけ設計の手間がかからないように
工事も単純化して労力をへらし終わった工事は手離れがよくないと
会社の歯車が廻って行かないのです
でもこんな家づくりの進め方に皆さん納得しますでしょうか?
家族のありかたは千差万別みな違うとおもうのですがどうでしょう
高気密 高断熱 耐震性これらは大事ですが
必要条件であっても十分条件ではないとおもうのですが
私は目に見えない部分の設計
例えば くつろぎ感 開放感 心地よさ 安心 安全 わくわく感など
機械で測定できない領域を表現することこそ設計の本質だと思います
時間をかけて答えを見出すプロセスこそ大切なのではないのでしょうか