ゴルフの外回りのデザインについて
ドイツ車と言っても ベンツやBMWのような
ステータス性を前面にだす車ではありませんので
どちらかと言うと大衆車の部類だと思います
初代ゴルフからイメージが大きく変わらない理由の一つに
全体のプロポーションを大きくいじっていない事などもあるでしょう
トレッド(車幅)やホイールベース(前後車輪の距離)などは
ほぼ昔から変わっておりません
国産車ではモデルチェンジのたびに
めまぐるしくデザインを変えているのに比べれば
全くおとなしいものです
全世界での車のデザインに共通した
ヘットライトで怖い顔を演出させる表現も
ゴルフでは全体との関係バランスを考えたうえで
程よく調整されている感じがしました
外国車特に欧州車のデザイン性の特徴は
一つのラインが他の箇所のラインと有機的に関連しあっている
生きたオーガニックなデザインに纏められている印象を受けます
ですから一部の国産車に見られるような
部分だけ作りこみすぎてデザインを破たんさせることもありません
芸術学 デザイン学の発達した西欧社会ならではなのでしょうか。