近未来を描いたSF カーボーイビバップというアニメで
主人公スパイクがスペースジェット機ソードフィッシュが
ある惑星の成層圏で故障する場面があり
何十年も前のクラシックになったスペースシャトルで
救出する事になりました
スクラップ同然のシャトルを修理して打ち上げなくてはならず
若いスタッフは故障したCPUユニットを交換しに街へ出かけます
修理長のオヤジは使い慣れた古いシステムを指示しますが
若いスタッフは最新鋭のシステムの方がいいと提案します
オヤジは「古くても使い慣れたシステムがいい」と頑固に説得しますが
スタッフは「効率がわるい」と言い返します
オヤジは「機械に使われたいのか、それとも機械を使いこないたいのか」と
問いかけスタッフはようやく理解したのです
そうして無事にシャトルは打ち上げられ
スパイクのソードフィッシュは無事生還を果たしました
この物語で作者が語りかけているように
私たちの社会は便利さ効率さを追求するあまり最新のシステムを望みがちですが
その行く末は機械(システム)に使われる(管理される)流れを
わたしたち自身が無意識のうちに選択しているのかも知れません。