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羽鳥建築設計室業務日誌

すまいづくりのげんばより13

CM方式の物件なので、各工事業者別に

価格と仕様の交渉をして行かなくてはなりません。

概算の大外枠が出来つつあるんですが、

価格を値切ったり、叩いたりすることはいけません。

業者さんにいい仕事をしてもらいながら、

施主さんの最大メリットを引き出すために知恵をひねり出す

必要があります。

分離発注で6棟目になりますが、ベテランとはいかないものです。

でも業者さんと長い事付き合ってゆくと

剣道で言う掛かり稽古のように振り出した竹刀をしっかりと

受け止めてくれるような関係になって行く感じがします。

業者さんとのいいお付き合いは施主さんにとっても

大変メリットのあることなんだと思います。

 

すまいづくりのげんばより12

街中にある現場の敷地ですので、

工事が始まれば、作業者や運搬車を駐車できるスペースを

確保する必要があります。一本南にあるメイン街道沿いに

複数台確保出来そうな駐車場を探して歩き回りました。

空き地のような土地など無く、月極め駐車場のような管理された場所を

決めなくてはなりません。それでも10箇所はチェックしたでしょうか。

今週中に決める予定です。すこしでも安く確保できる場所、

これも交渉術の一つです。

 

すまいづくりのげんばより11

オープンシステム CM(コンストラクションマネジメント)という 手法で4棟目を手掛けさせて頂いて、毎回新しいことをチャレンジしています。 今回は、コストダウンとより品質の高い物を進化させて 職人さんたちにがんばってもらえるような流れを創って行こうと考えています。 今までの布陣と違う構成で、再編成し、プロジェクトごとにメンバーが 出たり入ったりできるしくみづくりです。 設計図の書き方や見積の取り方など今までと違った内容になり、 自分でやらなくてはならない事と、他にまかせていい事を整理し、 すべき事に集中できる環境づくりをすすめています。
 

すまいづくりのげんばより10

プランのかなり細かい部分まで煮詰まってきました。 玄関を大きくとり、下足いれとクロークを設えることにしました。 玄関正面は飾り棚のあるニッチを設け、雑然としがちな玄関を整えています。 施主さんから一部プランの変更を電話で頂き仕事部屋と寝室の入れ替えの検討にはいります。 現在の懸案事項は外壁の素材をどうするか、 スタッフの思い描いてるイメージと私のイメージと施主さんのイメージとの ずれを解消して行かなくてはなりません。オープンシステム(CM)分離発注方式ですと この素材でゆくならこの業者にあたって見ようとかこの資材なら この商社から仕入れてみようとか、あらゆる選択肢を駆使します。 今回のこの施主さんの御自宅は、そうゆう意味で腕の魅せところと自負しています。
 

すまいづくりのげんばより9

一昨日、地盤調査を行いました。 仙台の古くからの市街地で、近くには ヤシロがいくつかある閑静な住宅街です。 仙台の街は、東部が平野で 平坦な土地が広がる地区ですが、 田んぼだった場所が多く、 地盤が比較的軟弱なところとも言えます。 地盤調査は金属の櫛におもりを乗せて その刺さる具合で地質を判別してゆきます。 今回は、ベタ基礎でゆくのか、 地盤改良が必要なのか、微妙な状況だと言えます。 水の上に浮かぶ船のように 基礎の平らな面でささえれば十分か 下を、地盤改良もしくは補強する必要があるのか、 慎重さを要求される場面です。 基礎に必要以上の予算を投入すれば 建物に掛けられるウエイトは低くなります。 その加減が非常に難しいんですね。
 


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