日本では建物を設計してもいいという許可が出されている資格に
「建築士」という資格がありますが
木造建築士 2級建築士 1級建築士の三段階に分かれていまして
海外でよく言われる 建築家 という職能は存在していません
建築士によるその違いは概ね手掛ける建物の規模によって
守備範囲が限定されており
それを支える主に技術的な基準が問われる資格と言ってもいいでしょう
国内で最高資格の1級建築士を持っていても
海外で建築家として認められるとは限りません
建築士になるための教育機関は日本では
理数系学科の大学を出る必要がありますが
海外での建築家の称号を得るためには
理数系の学問の他に文科系の要素も必要になって来ます
国内で頑張っていらっしゃる建築家の先生がたは
この不足分をみな独学で学んだ方たちで
そもそも建築学という学問自体
明治維新から150年ほどの歴史しかありません。