ページ先頭 本文へジャンプ
ホーム建築コラム > 建築家というしごと12

建築家というしごと12


ハウスメーカーは徹底的に合理化を追求します

プランの規格化 工期の大幅短縮 職人単価の引き下げ などなど

これは見事な企業努力といっていいでしょう

自動車を製造するのと同じく 大量生産システムを組んでいます

エンドユーザーに合わせてオーダーメードする一品生産と対照的に

企画品の仕様にエンドユーザーが合わせるといった方向性でしょうか

電気工事ではコンセントの位置から配線経路まで商品として決められていますので

一本一本配線して行くのではなくプラモデルのパーツの様に組み上げて行きます

通常電気工事の場合2000万の住宅で5%前後掛るのですが

この工法だとその1/3以下の予算で済みます

職人単価も通常坪4~5万手間として掛りますが 

おそらく3万以下で計算されるものと考えられます

坪3万以下で動いてくれる職人はどういうひとたちなのでしょうか?

仕事がなく引き受ける職人もいるでしょうが 

プライドを持った職人ならば引き受けないと思います

もっとも設計 工法など徹底的に合理化されていますから

高度な職人の技量などは要求されませんので

素人でも施工出来るような仕組みとなっているはずです。

次回は地場の工務店について触れてみたいと思います。

 

 

コメントを投稿してください。

名前:
タイトル:
コメント:
  画像認証キー。
認証コード: