公共建築には 街の公民館や集会場から
オペラやコンサートホールに至るまで
様々なレベルの建築があります
文化的な純度なんて言葉があるのなら
オペラやコンサートホールなどの建築設計は
最高に高度な設計センスやテクノロジーが要求される
建築だといえるでしょう
その道の専門家に言わせれば日本国内で評価できる
コンサートホールは数えるほどだということです
1963年竣工したベルリンフィルハーモニーのホールは
ハンス・シャロウンが設計したものですが
ホワイエと呼ばれる休憩スペースの空間構成が
特にすばらしいそうです
人が通過する 溜まる 話す 寛ぐ 余韻に浸る
などあらゆる要素が考慮されていて特筆すべき建築ということです
よくコンサートホールは音響特性がどうのこうのと言いますが
いい音でききたいのなら自宅のオーディオルームできくのが
一番いいわけで コンサートホールは楽しむべき場所のはずです
建築家はそのためにも他のあらゆる要素を考慮しなくては
ならないのです。